家は意外と乾かない

近畿大学建築学部長 岩前氏のコラム

結露は現象に過ぎず、直接のダメージになるにはもう一段階いる。

物理的変化・・・材料が膨れたり剥がれたり、変色したりする変化

生物による変化・・・腐朽菌やカビの繁殖による変化

結露は建物の閉鎖空間の中に「水分が多すぎる」状況が現れたもの。水が入り込む経路は様々。不十分な雨仕舞が雨水侵入を許している場合のほか、外気の影響も考えなければならない。雨が降ったあとの湿った空気は通気層を通り様々な場所に湿気は入っており、材料の吸放湿や結露によって内部に滞留する可能性もある。

工事時点での降雨量の影響も無視できない。多少の雨が降ったとして、または水に濡れた材料が現場に届いたとしても、いつかそのうち乾くだろうとたかをくくる会社が多い。現代の住宅は透湿抵抗の高い材料を使い、完成時の気密性も高い。家は意外に乾かないということを建築会社は十分に理解しておくことが大切だ。

 

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