雨仕舞いと放湿の両立

東海大学名誉教授の石川氏の結露に対するコラムから抜粋。

木造住宅の耐久性は、水分との兼ね合いで決まる。

木材が乾いていると高耐久、含水率が一定値より高いと、カビなどの腐朽菌の育成が始まり、そこから水分を含みはじめて乾いている部分の耐久性を落としていく。

水が厄介な点は、温度で状態が変わること。低い温度だと凍って固体に、温度が上がると液体に、さらに上がると気体になる。そして様々な部位に入り込み、結露や凍害、雨漏りを起こす。

結露とは、建物に存在した水が一旦機体となり、空気中の湿気として拡散、その後に冷えて液体となる現象。

結露がおきる理屈を理解したとしても、現代の木造住宅は複数の部材をいくつも重ね合せた複雑な構造となっている。一回水分が入り始めると、乾きにくいので雨仕舞が難しいと言われる。

結露が生じたということは、どこかから進入路があるということ。雨水が原因ということも否定できない。軒の無いデザインやルーフバルコニーは雨漏りリスクも高い。これはあらためて注意喚起したい。

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